abubu

ご夫婦おふたりやゲストの皆さんと一緒になって、気持ちを共有することです！よく、結婚式のカメラマンは影武者のようにふるまわなければいけないとか、主役はご夫婦やゲストの皆さんなのだから、黒子になりなさいということを聞きますが、僕たちはあまりそう考えていないんです。皆さんと一緒になって、喜びや感動を共有できたほうが、より感情に触れるような写真が撮れるんじゃないかって思っています。 なんだったら、もう主役級でいるくらいの気持ちです！だから皆さんの気持ちを、僕たちにも一緒に感じさせてほしいと思っています。そのとき伝わる感情をそのまま、責任をもって写真に閉じ込めますから。

良くも悪くもですが、初めて結婚式をひとりで撮った時はとても緊張したのを覚えていますね。自分がやらなくては！という責任に押しつぶされそうにもなりましたが、現場での経験を重ねるうちに、写真は『自分にとっての記録』でもあるなと感じたんです。このときこう感じた、だからここでシャッターを切った。ここがいいと思ったから、こう残した…と、そんなふうに。それからは、あえて写真を撮っている自分や結婚式を俯瞰で見るようにしています。あと、これはたまにあるエピソードなのですが、新郎新婦のお父さんに『キミも、酒飲むか！？』なんて言われることも(笑)。それだけ、僕のことを近くに感じてくれているんだと思うと、とてもうれしいですね。 僕は、ちょっとこの場で言うのもアレなのですけど……。とある方から『結婚式で撮ってもらったおばあちゃんの写真を、遺影に使わせていただきました』と言っていただけたことがあったんです。聞くところによると、『結婚式に出ていたおばあちゃんの表情がとてもきれいで、おばあちゃんらしい一枚だったから』とのこと。それを聞いたときは、なんというか、言いようのない喜びというか、この仕事やっていてよかったなあと思えました。同時に、そんな一瞬の表情を引き出せてしまう結婚式という場面にも、改めてすばらしさを感じました。

『NEST by THE SEA』は、穏やかな潮風と波の音が心地いい、アットホームな結婚式場です。海に縁がある人はもちろん、ゲスト一人ひとりの顔を見て、言葉で思いを伝えたいと考える人にはぴったりな空間だと思います。 新郎新婦やゲストの方々にとって目と手の届く距離にいられるからこそ、気持ちが揺らぐ瞬間や、言葉では言い表せない雰囲気を切り取った写真を残すことができると思います。そして、結婚式のあとのおふたりが紡ぎ続ける日々の“特別”を、また僕たちにも共有してもらえるような、長いお付き合いができることを願っています。